静岡県立大学との産学連携で実現!
地域とともに歩む遠鉄グループのスマートミール!
遠州鉄道株式会社
今回は、第8回認証(2024年8月)で★★星二つを受賞された遠州鉄道株式会社様を訪問しました。
向かって左から
浦山さん 鈴木さん 石田さん 土佐さん
エームサービス株式会社 :マネジャー 土佐茂生さん、管理栄養士 浦山美咲さん
左から時計回りに遠鉄百貨店、遠州鉄道本社ビル
遠州鉄道は、鉄道・バスの運輸事業を基盤とし安全安心を最優先 に地域の皆さまへ様々なサービスを提供しています。(鉄道線は浜 松市中心部「新浜松駅」から「西鹿島駅」までの17.8キロを走る 単線鉄道です。車体が赤いことから"あかでん"と呼ばれています。) 1943年に創立して以来、不動産事業、ホテル・遊園地事業、自動 車販売業、食品スーパー業、百貨店業、保険代理店業、情報サービ ス事業、介護事業など、遠鉄グループとして幅広い事業を展開してまいりました。 遠鉄グループでは、「地域とともに歩む総合生活産業として社会 に貢献する」という経営理念に基づき、人とまちをつなぐ存在を目指して発展してまいりました。基本方針に「人を大切にして企業価値を高める」を掲げて、新たなチャレンジを通じて成長していくことで、「社員からも顧客からも選ばれる会社」を目指しております。
素晴らしい景色が臨めるスカイテラス
――― 今日は、遠州鉄道本社ビル最上階のスカイテラス(社員食堂)で、 インタビューをさせていただいていますが、素晴らしいロケーションですね!!新幹線浜松駅の目の前の好立地から眺める遠州灘と富士山が臨める大パノラマは、リゾート地かと思わせる雰囲気で、圧倒されています。うらやましい限りです!!
はい、多くの方から居心地が良いとほめられます。弊社社員をはじめ、このビル内オフィスで働くいろいろな職種の方々や隣の百貨店の販売員さんたちが、食事と休憩を楽しんでくれています。
ほぼ365日営業していますが、土日などには、地域の方が家族連れで利用してくださる場面もあります。
――― まさに遠鉄グループさんの理念「地域とともに・・・」という精神が、こうしたところにもあらわれているということですね。
弊社グループでは、それぞれの仕事の役割の中で「社員からも顧客からも選ばれる会社」を目 指して具現化に取り組んでいます。
人事部門としては、社員の健康維持・管理のサポートや社員へのサービス、そして近年では、 健康経営の実践をとおして貢献したいと考えています。
――― なるほど‼こうした企業理念を良く理解されているエームサービス株式会社(食堂委託先)か ら、「健康な食事・食環境認証制度の認証を受けましょう‼」との提案があり、スマートミールの 提供が始まったのですね。
はい、そうでなんですが、本格導入の前に社員の声を聞こうと考えました。ちょうどエームサービスさんから静岡県立大学との共同研究(スマートミール導入の効果)のお話をいただき、産学連携で取り組むことになりました。“遠鉄×静岡県立大学コラボ健康企画”「3ヵ月間健康食食事モニター!ワンコインで気軽に健康に!」と題して参加者を募りました。社員にスマートミールがどんなものかを知ってもらう機会として、毎日500円でスマートミールを提供しました。
当初は、20名限定企画でしたが、最終的に35名の社員が参加してくれました。この企画がとても好評だったため、スマートミールを引き続き提供することを決め、第8回で二つ星認証(「ちゃんと」基準)を取得しました。
――― スマートミールの利用は、どのような状況ですか?
平日の食堂利用者数は、概ね530名位です。男女比では、男性4:女性6くらいです。年代別では、30~50代の働き盛り世代が中心です。そのうちスマートミールを食べる人は、60~70名(13~15%)です。
――― スマートミールの喫食率が高いですね。スマートミール導入後の利用者の声はいかがですか?
「よく噛んで食事をするようになった」「ヘルシーだけどお腹がいっぱいになる」「自宅での食事も気を付けるようになった」など、良い声が聞かれます。
――― スマートミール導入前と導入後を比較して、社食に変化したことはありますか?
スマートミールを選択するリピーターが増えました。当初は、毎日30~40食を目標に準備してもらいましたが、現在は、毎日60~70食ほど販売できています。スマートミールが浸透してきたと実感しています。
また、社員食堂以外での食事や生活習慣を見直す社員が増えたように思います。
――― 導入当初に比べ、利用者数が2倍近くになり、健康意識の向上とも言える声が聞ける現在、 管理栄養士としては、どのような感想がありますか?
はい、一言でいえば、嬉しい‼やりがいがあると感じます。今だからこそこう言えますが、開始当初は悩みだらけでした。
健康を意識する方はもちろんのこと、そうでない方にも「食べたい」と思っていただける献立作りを意識しました。味と見た目の彩りに重点を置き、「ヘルシーメニュー感」が無いようにしています。
スマートミールは野菜量の基準があるため、どうしても食材費が多くかかってしまう傾向があります。しかし社員食堂では「安さ」が求められることが多く、昨今の物価高もあり、食材費の 調整に苦労しています。
もう一点はメニューレパートリーについてです。当事業所では毎日日替わりでメニューを提供しており、お客様に飽きられないよう様々なジャンルで献立を作成しなければならないことに日々奮闘しております。
――― 「『ヘルシーメニュー感』が、無いように」という考え方は、素晴らしいと思います。近頃のトレンドでは、「自然に健康になれる環境づくり」が推進されていますが、まさにこの動きの一つとも言えると思います。素晴らしいですね‼
――― ちなみに、スマートミールの人気メニューには、どんなものがありますか?
スマートミール 人気NO.1メニュー
・ジャージャー麵セット
・バジル風味鶏唐揚げセット
・タコライスセット
・ナッツ入りガパオライスセット
・白身魚の唐揚げ甘だれ丼セット
ワンプレートタイプやボウルタイプのメニューが好まれます。
――― 写真とメニュー名だけでは、スマートミールとは思えませんね。みんな大好き、いまどきお しゃれメニューという感じがします。「ヘルシー感が無いスマートミール」。素敵です!!
お客様も定食の選択肢の1つとして、スマートミールとは意識せずに召し上がっているかもしれません。
――― メニュー開発者視点で見ると、非常に難易度が高いメニュー群のように感じますが、、、
はい、とても苦労しています。PFCバランス、食塩相当量は激ムズです。
――― いろいろな努力を重ね、改善を繰り返していらっしゃるのですね。
はい、まずはクライアントさんのお考えをよく聞き、日々食堂を利用してくださるお客様に、マネジャーと管理栄養士が、直接声をかけてご意見をお聞きしたり、メニューのお薦めもしています。時には、直接経営トップ(会長、社長)に、ご意見をお聞きすることもあります。
――― それは、すごいですね。素晴らしいリレーションシップですね。とても大切なことだと思います。
――― いろいろなお話をお聞きしましたが、遠州鉄道株式会社とエームサービス株式会社のそれぞれの実務担当者が、食を通じた社員の健康づくりにしっかりと向き合っていることを、強く感じました。
――― 最後になりますが、スマートミールの現在の課題と今後の展開計画についてお聞かせください。
課題は、ますますスマートミールの魅力を向上させること(マンネリに陥らないこと)と、ガッツリ系を好む従業員に対してのアプローチがあります。
これらを克服しつつ、スマートミールの三つ星認証取得と他事業所への展開にチャレンジしていきたいと思います。
――― 本日は、長時間にわたり、貴重なお話をお聞かせいただきまして本当にありがとうごいました。
(取材後記)
インタビュー終了後、当日の4種類のメニューのうち、スマートミールには早々に「SOLD OUT」のサインが出ていました。
今回は、第8回認証(2024年8月)で★★星二つを受賞された遠州鉄道株式会社様を訪問しました。
向かって左から
浦山さん 鈴木さん 石田さん 土佐さん
人事部ライフサポート課:課長 石田浩さん、 鈴木亮奈さん
エームサービス株式会社 :マネジャー 土佐茂生さん、管理栄養士 浦山美咲さん
左から時計回りに遠鉄百貨店、遠州鉄道本社ビル
―― それでは、最初に事業所の概要についてお聞かせください。
遠州鉄道は、鉄道・バスの運輸事業を基盤とし安全安心を最優先 に地域の皆さまへ様々なサービスを提供しています。(鉄道線は浜 松市中心部「新浜松駅」から「西鹿島駅」までの17.8キロを走る 単線鉄道です。車体が赤いことから"あかでん"と呼ばれています。) 1943年に創立して以来、不動産事業、ホテル・遊園地事業、自動 車販売業、食品スーパー業、百貨店業、保険代理店業、情報サービ ス事業、介護事業など、遠鉄グループとして幅広い事業を展開してまいりました。 遠鉄グループでは、「地域とともに歩む総合生活産業として社会 に貢献する」という経営理念に基づき、人とまちをつなぐ存在を目指して発展してまいりました。基本方針に「人を大切にして企業価値を高める」を掲げて、新たなチャレンジを通じて成長していくことで、「社員からも顧客からも選ばれる会社」を目指しております。
素晴らしい景色が臨めるスカイテラス
―― 今日は、遠州鉄道本社ビル最上階のスカイテラス(社員食堂)で、 インタビューをさせていただいていますが、素晴らしいロケーションですね!!新幹線浜松駅の目の前の好立地から眺める遠州灘と富士山が臨める大パノラマは、リゾート地かと思わせる雰囲気で、圧倒されています。うらやましい限りです!!
はい、多くの方から居心地が良いとほめられます。弊社社員をはじめ、このビル内オフィスで働くいろいろな職種の方々や隣の百貨店の販売員さんたちが、食事と休憩を楽しんでくれています。
ほぼ365日営業していますが、土日などには、地域の方が家族連れで利用してくださる場面もあります。
―― まさに遠鉄グループさんの理念「地域とともに・・・」という精神が、こうしたところにもあらわれているということですね。
弊社グループでは、それぞれの仕事の役割の中で「社員からも顧客からも選ばれる会社」を目 指して具現化に取り組んでいます。
人事部門としては、社員の健康維持・管理のサポートや社員へのサービス、そして近年では、 健康経営の実践をとおして貢献したいと考えています。
―― なるほど‼こうした企業理念を良く理解されているエームサービス株式会社(食堂委託先)か ら、「健康な食事・食環境認証制度の認証を受けましょう‼」との提案があり、スマートミールの 提供が始まったのですね。
はい、そうでなんですが、本格導入の前に社員の声を聞こうと考えました。ちょうどエームサービスさんから静岡県立大学との共同研究(スマートミール導入の効果)のお話をいただき、産学連携で取り組むことになりました。“遠鉄×静岡県立大学コラボ健康企画”「3ヵ月間健康食食事モニター!ワンコインで気軽に健康に!」と題して参加者を募りました。社員にスマートミールがどんなものかを知ってもらう機会として、毎日500円でスマートミールを提供しました。
当初は、20名限定企画でしたが、最終的に35名の社員が参加してくれました。この企画がとても好評だったため、スマートミールを引き続き提供することを決め、第8回で二つ星認証(「ちゃんと」基準)を取得しました。
―― スマートミールの利用は、どのような状況ですか?
平日の食堂利用者数は、概ね530名位です。男女比では、男性4:女性6くらいです。年代別では、30~50代の働き盛り世代が中心です。そのうちスマートミールを食べる人は、60~70名(13~15%)です。
―― スマートミールの喫食率が高いですね。スマートミール導入後の利用者の声はいかがですか?
「よく噛んで食事をするようになった」「ヘルシーだけどお腹がいっぱいになる」「自宅での食事も気を付けるようになった」など、良い声が聞かれます。
―― スマートミール導入前と導入後を比較して、社食に変化したことはありますか?
スマートミールを選択するリピーターが増えました。当初は、毎日30~40食を目標に準備してもらいましたが、現在は、毎日60~70食ほど販売できています。スマートミールが浸透してきたと実感しています。
また、社員食堂以外での食事や生活習慣を見直す社員が増えたように思います。
―― 導入当初に比べ、利用者数が2倍近くになり、健康意識の向上とも言える声が聞ける現在、 管理栄養士としては、どのような感想がありますか?
はい、一言でいえば、嬉しい‼やりがいがあると感じます。今だからこそこう言えますが、開始当初は悩みだらけでした。
健康を意識する方はもちろんのこと、そうでない方にも「食べたい」と思っていただける献立作りを意識しました。味と見た目の彩りに重点を置き、「ヘルシーメニュー感」が無いようにしています。
スマートミールは野菜量の基準があるため、どうしても食材費が多くかかってしまう傾向があります。しかし社員食堂では「安さ」が求められることが多く、昨今の物価高もあり、食材費の 調整に苦労しています。
もう一点はメニューレパートリーについてです。当事業所では毎日日替わりでメニューを提供しており、お客様に飽きられないよう様々なジャンルで献立を作成しなければならないことに日々奮闘しております。
―― 「『ヘルシーメニュー感』が、無いように」という考え方は、素晴らしいと思います。近頃のトレンドでは、「自然に健康になれる環境づくり」が推進されていますが、まさにこの動きの一つとも言えると思います。素晴らしいですね‼
―― ちなみに、スマートミールの人気メニューには、どんなものがありますか?
スマートミール 人気NO.1メニュー
< Best5 >
・ジャージャー麵セット
・バジル風味鶏唐揚げセット
・タコライスセット
・ナッツ入りガパオライスセット
・白身魚の唐揚げ甘だれ丼セット
ワンプレートタイプやボウルタイプのメニューが好まれます。
―― 写真とメニュー名だけでは、スマートミールとは思えませんね。みんな大好き、いまどきお しゃれメニューという感じがします。「ヘルシー感が無いスマートミール」。素敵です!!
お客様も定食の選択肢の1つとして、スマートミールとは意識せずに召し上がっているかもしれません。
―― メニュー開発者視点で見ると、非常に難易度が高いメニュー群のように感じますが、、、
はい、とても苦労しています。PFCバランス、食塩相当量は激ムズです。
―― いろいろな努力を重ね、改善を繰り返していらっしゃるのですね。
はい、まずはクライアントさんのお考えをよく聞き、日々食堂を利用してくださるお客様に、マネジャーと管理栄養士が、直接声をかけてご意見をお聞きしたり、メニューのお薦めもしています。時には、直接経営トップ(会長、社長)に、ご意見をお聞きすることもあります。
―― それは、すごいですね。素晴らしいリレーションシップですね。とても大切なことだと思います。
――― いろいろなお話をお聞きしましたが、遠州鉄道株式会社とエームサービス株式会社のそれぞれの実務担当者が、食を通じた社員の健康づくりにしっかりと向き合っていることを、強く感じました。
―― 最後になりますが、スマートミールの現在の課題と今後の展開計画についてお聞かせください。
課題は、ますますスマートミールの魅力を向上させること(マンネリに陥らないこと)と、ガッツリ系を好む従業員に対してのアプローチがあります。
これらを克服しつつ、スマートミールの三つ星認証取得と他事業所への展開にチャレンジしていきたいと思います。
―― 本日は、長時間にわたり、貴重なお話をお聞かせいただきまして本当にありがとうごいました。
(取材後記)
インタビュー終了後、当日の4種類のメニューのうち、スマートミールには早々に「SOLD OUT」のサインが出ていました。